■その他の写真ニュースはこちら 女優の田中麗奈が、通信販売カタログ『nissen.』春号(1月上旬発売)の新CMで、白と黒に塗りわけた顔面メイクに挑戦している。顔だけにとどまらず、全身もモノクロ調の衣装で統一した田中は「とっても面白い経験が出来ました」と自身初の体験を楽しんだ。 【写真】その他の写真を見る “2人の私”がキーワードとなっている新CMは、“白の田中麗奈”と“黒の田中麗奈”がCG合成され共演するというもの。企画段階から参加したという田中が、一見誰だかわからないほど真っ黒、真っ白になりながら、「女性の美しさには無限の可能性がある」というメッセージを表現している。 田中は「セットやメイク、CGなど全てが斬新」と、2日間を費やしたハードな撮影にもかかわらず笑顔でこなし、「丁寧に作った贅沢な作品です。他では味わえないCMをぜひお楽しみ下さい」と自信をのぞかせた。 新CM『二人の私』編は
絵里子が十六歳で初めて男を知った次の日の朝、彼女自身が後に「トライブ・コールド・クエスト」と名づける能力が覚醒した。まっ黄色な寂寥の中、目を覚まし、シャワーを浴び、下着を履き、電子レンジで暖めたレトルトのコーンスープに口をつけた瞬間に、舌を火傷する自分自身のビジョンが脳裏に焼きついた。絵里子はシャワーから出ると、下着を履く前にレンジを止め、下着を履き、いい火加減になったところのコーンスープを安心した心持でいきなりゴクゴクと飲んだ。そのことは絵里子にとって、すんなりと受け入れられる事態だった。ジャスト・ファクツ。絵里子は約二分先(実際は、地球が太陽の周りを公転する時間の二十六万二千四百七十三分の一の感覚だが、このときの絵里子にとって知る余地もなかった)まで未来を予知することができるようになっていた。絵里子はハッと思い、額をさわった。が、別にハゲてはいなかった。安心パパ。いや、安心した。 一週
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