岡山県玉野市立日比中(同市和田)の男性講師が全面禁煙の校内で喫煙し、投げ捨てた吸い殻が原因で敷地内の林を焼いていたことが14日、分かった。現場には約100本の吸い殻が散乱しており、男性講師は玉野署から厳重注意を受けた。 【写真】「3密」無縁 渋川海岸ビーチヨガ 市消防本部によると、10日午後3時55分ごろ、同校敷地内の林から煙が上がっているとの通報を受け、消防車が出動。到着時には学校関係者らが消火していたが、落ち葉など約10平方メートルを焼いた。 市教委によると、男性講師は建物の陰に隠れて喫煙を繰り返し、吸い殻を林へ投げ捨てていた。市内の中学校が新型コロナウイルス感染防止のため臨時休校していたこともあり、「生徒がいなくなって気が緩んだ」と話しているという。 玉野市は1994、95年に市内で計約600ヘクタールを焼く山火事が発生したのを受け、たばこのポイ捨てを禁止する条例を制定した経緯がある