本州南岸に停滞している梅雨前線の影響で、関東南部では3日朝から、強い雨に見舞われた。気象庁は土砂災害や河川の氾濫に注意するよう呼びかけている。 気象庁によると、千葉市中央区では同日午前の1時間の最大降水量は45ミリを観測。静岡県の静岡空港で44・0ミリ、同県東伊豆町の稲取で40・0ミリを記録した。 千葉市では3日午前10時20分、同市稲毛区の一部4634世帯の1万350人に対し、避難勧告が発令された。また、同区山王町で午前10時半頃、冠水した道路で車に取り残された男女2人から救助要請があり、駆け付けた消防隊員が救助した。 神奈川県の江ノ島電鉄では午前9時20分頃、鎌倉市の由比ヶ浜駅の線路上に、線路そばのフェンスが倒れた。この影響で電車が一時運転を見合わせた。雨でフェンスの根元が緩んだのが原因とみられる。