自力で歩こう奈良・京都――。恵那市の小規模校、中野方小学校の6年生5人が自分たちでプランを立て、切符を買って移動する2日間の修学旅行をした。いつも街なかに出る時も親が運転する車の利用が多いだけに「面白かった。ワクワク、ドキドキの連続だった」と振り返る。 山あいにある中野方小は児童数72人。6年生は初めて10人を割った。「身軽さを生かして自力で動こうか」。和田有司校長の提案に子どもも親も賛成した。 昨年までは行程の大半が添乗員つきの貸し切りバス。行き先と日数は同じだが、子どもたちは地図などとにらめっこし、コースと見学先を決めた。古都の歴史を学ぶ社会科の授業や外国語指導助手(ALT)による英会話にも力が入った。