ブックマーク / www.socialpsychology.jp (3)

  • 日本社会心理学会 | 岩谷舟真・村本由紀子 「裸の王様」のメカニズムを実験で検証

    「裸の王様」のメカニズムを実験で検証 岩谷舟真・村由紀子 (2015). 多元的無知の先行因とその帰結:個人の認知・行動的側面の実験的検討 社会心理学研究 第31巻第2号 裸の王様はどうして「裸だ」と言われないのか 「裸の王様」の物語はご存じだろうか。 当は王様の服は誰にも見えていないにもかかわらず,「バカ」と思われるのが嫌なので,みんな王様の服を褒めてしまう。結果的に,「みんなには王様の服が見えている」と思ってしまって,だれも「王様は裸」とは言えない状態になってしまう。 このような状態を,専門的には「多元的無知」と呼ぶ。 社会心理学では,多元的無知を「集団の多くの成員が,自らは集団規範を受け入れていないにもかかわらず,他の成員のほとんどがその規範を受け入れていると信じている状態」と定義されている。そして多元的無知は,実際は嫌々行っていても,行動を見た人から見れば「みんなは規範を受け入

    tick2tack
    tick2tack 2018/06/23
    間違った周囲への予測に合わせてしまう多元的無知が維持されるメカニズム。強制的なものであったはずが自発的なものだと認識するようになり、認知的不協和理論により好みであると認知が変化する。https://goo.gl/tYXCsQ
  • 日本社会心理学会 | 三船恒裕・山岸俊男 他人の目を気にする人ほど身内びいきしやすい

    他人の目を気にする人ほど身内びいきしやすい 三船恒裕・山岸俊男 (2015). 内集団ひいきと評価不安傾向との関連:評判維持仮説に基づく相関研究 社会心理学研究 第31巻第2号 人はつい身内びいきしてしまう。 故郷から遠く離れた土地で同郷の人を見つけると,途端に親近感を覚え,もし困っていたら援助してあげようと思うことはないだろうか。また,企業の「学閥」では出身大学によって派閥を作り,同じ大学出身者を優遇するといったこともある。このように,人間は所属集団が同じである「身内」の人をひいきする性質を持っている。 こういった身内びいきは,社会心理学では「内集団ひいき (ingroup favoritism)」と呼ばれる。身内の優遇は,ヨソモノへの差別と表裏一体である場面も多く,社会心理学では多くの研究がなされてきた。 身内びいきする原因は「他人の目を気にする」から? では,一体なぜ人間は身内びいき

    tick2tack
    tick2tack 2017/08/03
    内集団ひいきの評判維持仮説。多くの差別同様、相手をどうこうではなく自分が不利になるかもという不安から差別が行われる。
  • 日本社会心理学会 | 津村健太・村田光二 「仲間はずれ」はどのような変化を生むのか?

    「仲間はずれ」はどのような変化を生むのか? photo by charamelody https://www.flickr.com/photos/charamelody/4757913318 津村健太・村田光二 (2016). 社会的排斥が集団成員の類似性の知覚に与える影響 社会心理学研究 第32巻第1号 Written by 井上裕珠(日学術振興会・早稲田大学) 日常に潜む「仲間はずれ」 仲間はずれにされるという経験をしたことがあるだろうか?仲間はずれと言うと大げさなようであるが、疎外感を抱いた経験と言い換えてみると、実は少なくないのではないだろうか。たとえば、いつもの仲良しグループが自分の知らないところで楽しそうにしている写真をSNS上で見たとき、飲み会が自分の知らない話題で盛り上がっているとき・・・このような日常生活で起こりうるような状況において、多少なりとも疎外感を抱いた経験は誰

    tick2tack
    tick2tack 2017/06/28
    “社会的排斥を経験した後には集団間の違いに注目しやすいために、集団内の違いには気づきにくくなる” 面白い
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