トヨタ自動車は、新車の販売台数が100万台を突破したインドネシアに2番目の組み立て工場を開設しました。 インドネシアでは自動車市場がさらに成長するとみられていて、各社が生産能力の増強を急いでおり、競争が激しくなりそうです。 トヨタ自動車は、ジャカルタ郊外のカラワン県にある自動車の組み立て工場の敷地内におよそ330億円をかけて第2工場を建設し、15日、開所式を行いました。 第2工場では、新興国向けに開発された小型車を生産することになっていて、これでトヨタのインドネシアでの年間の生産台数は、これまでの11万台から18万台に増えることになります。 トヨタでは、さらに来年初めには第1工場も増強し、2つの工場で合わせて年間25万台を生産できるようにしたいとしています。 トヨタの現地生産会社の野波雅裕社長は、「これから市場はどんどん伸びていくので、生産拠点として実力をつけていきたい」と話していました。