射水市の近畿大学水産研究所で、去年7月から水槽で飼育されていたクロマグロ1000匹が、5日までにすべて死んだことがわかりました。 近畿大学水産研究所では、陸上の水槽でクロマグロを養殖しようと、去年7月に受精卵をふ化させ、施設内で研究を続けてきました。 9月には、体長10センチほどの稚魚1000匹が泳いでいましたが、その後、水槽の壁に衝突して死ぬ稚魚が出始め、次第に数が減っていきました。 またクロマグロは海水温の低下に弱く、水温が13度まで下がった先月には、研究所がボイラーで海水を温めたものの、費用の面から続けることができず、5日で1000匹すべてが死にました。 最後の1匹は体重950グラム、体長40センチほどにまで育っていたということです。 研究所では、今後、稚魚が水槽の壁に衝突する原因を解明していく方針で、新年度も今回の研究を続けるかは未定だとしています。 ※下記リンクより、一部抜粋。続