日本維新の会が次期衆院選に向け、立憲民主党の泉健太代表と岡田克也幹事長の選挙区に対抗馬を擁立することが分かった。24日に発表する。選挙協力や「すみ分け」の観測を完全に断ち切るとともに、立民幹部の地盤にいち早く候補を立てることで、立民から野党第一党の座を奪い取る姿勢を明確にする狙いがありそうだ。 関係者によると、泉氏の衆院京都3区には40代の男性会社社長を、岡田氏の同三重3区には50代の元市議の男性を、それぞれ公認候補として擁立する。 維新は4月の統一地方選とその後の地方選挙を経て地方議員や首長の数を779人まで増やし、目標の600人を大きくクリアした。次期衆院選での野党第一党獲得という次の目標に向け、候補者の擁立作業を急いでいる。 原則として全289選挙区を対象に擁立を目指しており、現時点で候補が決まっているのは現職41人を含む約70選挙区。これまでに3回開いた出馬志望者向けの説明会には約