経団連は6月10日、選択的夫婦別姓の早期実現を求める政策提言を発表しました。経団連がこの問題で政策提言を発表するのは初めてです。十倉雅和会長は、6月25日の記者会見で「オープンにスピーディーに議論を」と念押ししました。 一方、個々の企業はこの問題をどのように見ているのでしょうか。今回、大手企業の人事部門・ダイバーシティ担当部署の関係者39名にアンケートとヒアリングで調査を実施(企業としての公式回答ではありません)。企業の認識がどのように変化しているのかを確認し、今後の展開を占います。 選択的夫婦別姓に「賛成」が多数 まず、選択的夫婦別姓に対する個人的なスタンスを尋ねました。 賛成:29名/反対:3名/その他:7名 「賛成」の回答者からは、「選択肢が増えるのは良いことでは」(小売り)という意見に加えて、反対派やこの件への対応を進めない政府に対する、強い調子の批判がありました。 「家族関係が希
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