<はじめに> バックギャモンは簡単に言えば双六(すごろく)である。サイコロを振って出た目だけコマを移動させ、相手より先にゴールすれば勝つゲームだ。しかし、単純な双六ではないことは、古来多くの人を虜にし、今でも世界中で大勢の人が楽しんでいることをみれば分かる。 このページではバックギャモンの魅力と戦略の奥の深さを紹介する。ページを作るにあたっては、日本バックギャモン協会編「バックギャモン・ブック」を中心に遊技史学会発行「遊技史研究」、INAXギャラリー発行「ゲームのデザイン」、ニフティサーブのゲームフォーラムに英理庵氏(QFG01227)が連載された「バックギャモン講座」など、多数の書を参考にさせていただいた。 またプロブレム集ではおなじくゲームフォーラムに連載されている井原文孝さんの「BGエキスパートマッチ紹介」および「バックギャモンを楽しむ会」を主催されている林さんの著『強くなるバックギ
「賭博性が強く幕府からさんざん禁止されたため」という説。 しかし、他のゲームでも禁止令の出たものは数多いし、盤双六の滅んだ江戸時代後半は博打が隆盛を極めた時代であり、施政者の都合による禁止令は有名無実であったので、賭博禁止令で滅んだとする説は納得しがたい。 「他に、より面白い賭博ゲームが出現したため」という説。 例えば江戸時代中期には隆盛となったカルタがあるが、盤双六とはゲームの質が違うものであるから、カルタが盤双六の足を引っ張ったとは考えにくい。 また別説として盤双六は次第に賭博と縁が薄くなったためというのがあり、これは後述する「ルールの退行」説を補完するものであり興味深い。 「ルールの退行」説 by 草場 純氏 ゲームの盛衰は糾える縄の如く、大きな隆盛があったと思えばあっと言う間に廃れてしまったり、突然復活して爆発的に流行したりと、大きく変化します。もし衰退期に正しいルール(何が正しい
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