すべて「初めがあれば終わりがある」それは早いか遅いかの違いだが、復刊した『薔薇族』は、11月21日発売の1月号390号でまたまた廃刊に追い込まれてしまった。復刊して8冊目になる。 2004年の9月、11月号で印刷所の未払いがたまり、これ以上は印刷できないと言われて、読者に廃刊を告げられずに、やめることになってしまった。 朝日新聞の夕刊に「雑誌『薔薇族』が廃刊」(2004年9月22日)の第1報が載るや、その夜、各メディアが押しかけて大変な騒ぎになってしまった。 あまりにも反響が大きかったので、『薔薇族』をつぶすわけにはいかない、後を引き継いで出したいと名乗り上げてくれた会社があった。株式会社「メディアソフト」という上野に事務所を置く出版社だった。 新しい編集陣が揃って、2005年の4月、半年振りに復刊第1号が誕生した。古いお付き合いの美輪明宏さんが、ぼくを助けてやろうとぼくとの対談を快諾して
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