三条市教育委員会は8日、同市役所栄庁舎で、小中学校の教員を対象とした電子黒板や電子教科書の講習会を開いた。 市教委は1月までに、簡易型の電子黒板、プロジェクター、パソコン、マグネットスクリーンを市内すべての小中33校に、計218セット導入。講習会には、各校の代表者ら約50人が参加した。 機材や電子教科書の業者らが講師を務め、「電子黒板を使いやすいと感じているか」と質問。教員からは「まだ、使いやすいと言えるレベルに達していない」といった声が漏れた。配備されたものの、使いこなす段階まで至っていないことが明らかになった。 それでも、本文や挿絵の拡大、関連する動画の再生といった機能が実演されると、教員たちは食い入るように見詰め、「電子ペンのボタンは何に使うのか」「(投影部分に)影ができても操作できるのか」などと、盛んに質問をしていた。 新潟日報2010年2月10日