総カロリーの3~4割に抑えると、死亡やがんのリスクが上昇 2016/3/29 大西淳子=医学ジャーナリスト 糖質の摂取量を大きく減らし、肉や魚をしっかり食べる糖質制限(ローカーボ/低炭水化物)食は、糖尿病患者の食事療法として広がったものですが、継続しやすく、短期間で減量でき、各種検査値にも改善が見られることから、ダイエット法としても取り入れられています。 ところが先日、糖質制限ダイエットの経験を広く発表していた作家の桐山秀樹氏が急に亡くなり、糖質制限の安全性についてにわかに不安を感じた人が少なくなかったようです。 桐山氏ひとりの体験(開始から3週間で20kg減量、4カ月後に糖尿病からの脱出に成功、62歳で急死)を、糖質制限ダイエットを実践している全ての人に当てはめることはできません。あくまで、このダイエットをしていた1人に生じた出来事で、糖質制限と死亡の因果関係は不明です。 では、大勢の人
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