人類学, 労働問題, 恋愛嘘が嫌いな重森さん複数の人を好きになる私にとって、日本における一夫一婦制に基づいた結婚制度は、利用をためらわれる制度である。色々な人を好きになり、可能であれば全ての意中の人と様々な意味で親密になりたい私は、自分の本心を押し殺してその中から1人を選び、「他の人とは私ほどに親密になるな。私もそうするから。」という内容の契約をその人と結びたくない。「運命の人」とやらの存在を私は信じていない。「運命の人」なるものが世界にたった一人だけ存在していて、いつかその人と結婚して結ばれるというオンリーユーフォーエバー信仰。私はこのような信仰に生きることができない。常に複数の人のことを想い、その安否を気にかけ、性的な交わり*1をしたいと願う私にとって、現行の結婚制度を利用することは、自分にも他人にも嘘を付くことと同義である。オンリーユーフォーエバー症候群であり、「運命の人」の存在を信