【特命助手サイトーの前説】 長らくお待たせしました。今回は「教員評価」のお話です。 「教員評価」と一口に言っても、そもそも「教員評価」の目的は何なのか、給与や昇給などの処遇に反映させるべきかどうか、親や子供を評価に参加させるべきかどうか、など、論点は多岐にわたります。 今回の下調べで教員評価に関する一連の議論を見ると、そのプラスの効果ばかりに目がいっているような印象を受けます。いわく、ヤル気のある先生を支援するとか、ダメ教員を教壇に立たせないとか。 でも、果たして教員評価の厳格化に、負の側面はないのか? 教員評価を強化すると、本当に学校現場は改善されるのか? 「教員」という仕事の特性を考えると、成果主義的な人事考課の導入は、むしろ教員のモラルやパフォーマンスを低下させてしまう、と広田先生は言います。 みなさんの職場でも、さまざまな人事考課の制度が導入されていると思います。ご自身の経験とも重
【特命助手サイトーの前説】 日本の家庭の教育力低下という常識を覆した『日本人のしつけは衰退したか』にいたく感銘を受け、広田先生に初めてお目にかかったのは2005年10月。すでにこの時期、教育基本法改正がホットな話題として挙がっていました。 広田先生は、当時も現在も教育基本法改正反対論者ですが、その理屈が面白い。 世の多くの反対論者が口走りがちな「日本を軍国主義にするつもりか」という論調に対して、先生は「そんなふうにはなりませんよ」と冷静に語っていました。そして、基本法改正が想定している国家像や愛国心は「時代遅れ」なのだ、と一刀両断。 「この人はタダの抵抗勢力じゃないぞ」と思って、あれこれインタビューすると、「教育に期待しすぎてはいけない」とか「13歳のハローワークは早過ぎる」とか、常識の逆を行くプラグマティックな「教育論」が次々と繰り出され、教育報道の空騒ぎぶりに辟易していた僕は、溜飲の下
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