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ブックマーク / usurabaka.exblog.jp (6)

  • 地獄保育園④ | 清野のブログ

    息子は、保父さんではなかったと思うが、 掃除等、園内の雑用係りとして働いていたようだ。 (残念ながら名前は覚えていない) 彼は園長とはまったく正反対の真人間で、 いつもニコニコしていて、しかも子供好き。 あの園長の性器から出てきたとは到底思えない、 絵に描いたような好青年だった。 俺が鈴木副園長の餌になっている時も、 仲裁に入ってくれたりして、何度となく助けられたものである。 俺も園長の息子の事が大好きだった。 普段は温厚な息子だが、すごい剣幕で園長と口論している場面を何度か目撃した覚えがある。 閉園間近の薄暗いホールや教室で、大の大人が大声で怒鳴りあっていたのだ。

    地獄保育園④ | 清野のブログ
  • 地獄保育園③ | 清野のブログ

    後の自由時間は、園児達にとって束の間の心安らぐ時間である。 俺は中庭に出て、仲間達と共に砂遊びに興じていた。 しかし、そんな心安らぐ掛け替えの無い時間も、 鈴木副園長の叫び声によって、一瞬にして恐怖の時間へと変化した。 「今から雷太君を焼却炉に燃やしに行きます!!!」 同じく中庭で遊んでいた雷太君が、鈴木副園長に捕まってしまった。 雷太君とは、ホールで俺より先に土下座をさせられていた、あの雷太君である。 恐らく、何かイタズラをして、それが副園長にバレてしまった為か、 もしくは以前の様に冤罪か、はてまた生理からくるイライラの八つ当たりか・・・。 生理は終わってるから無いか。 詳しい事情は知らないが、兎にも角にも雷太君は副園長の餌になってしまったのだ。 「助けてー!!!僕を燃やさないでー!!!」 雷太君の断末魔の叫び声が、園内にこだまする。 他の仲間達も、 「副園長先生、雷太君を燃やさな

    地獄保育園③ | 清野のブログ
    tinkoji
    tinkoji 2008/02/02
    ほんとに恐ろしい。
  • 地獄保育園② | 清野のブログ

    「今から消火訓練を行います。全員中庭に集合しましょう」 園長のアナウンスが園内に流れると同時に、園児達は憂になる。 いやだいやだと泣き出す園児も、決まって数名いた。 月に一度行われる消火訓練は、地獄そのものだった。 中庭に出ると、その中央に激しく燃え盛る缶が置かれている。 何を燃やしているのか知らないが、鼻を突く嫌な臭いが辺りに漂い、 数名の園児はゴホゴホとむせ返っていた。 だが、この時点でむせ返ってる様な低レベルな園児どもは、 この消火訓練を乗り切れない。 当の地獄はこれからなのだから。 園児達が全員集合したのを見計らい、 鈴木副園長は缶に向かって勢いよく消火器を噴射する。 すると、たちまち白い煙がモクモクと立ち登り、園内は あっという間に煙に占拠される。 消火訓練の行われる中庭は、四方が建物に囲まれており、 煙が充満しやすい状況になっていたのだ。 息も吸えないし、目も開けない。 煙

    地獄保育園② | 清野のブログ
    tinkoji
    tinkoji 2008/01/31
    怖すぎるのでこの話題は追い続けなければならない。
  • 地獄保育園① | 清野のブログ

    これからお話するエピソードは、以前、あるインタビューでも答えたのだが、 それももう読めないと思うので、ここでもう一度詳しく振り返ろうと思う。 今現在の人格を形成する上で、かなり大きな(マイナスの)影響を与えられたと思われる、 正真正銘、ホンモノのトラウマである。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 物心ついた時、俺は地獄にいた。 地獄とは、俺がその当時通っていた保育園の事である。 この保育園の園長と副園長は、狂っていた。 園長は60過ぎの白髪ババアで、鈴木副園長は50歳くらいの図体のデカい怪力ババア。 園長の命令にヘコヘコと従う、権威主義者だった。 この二人は園児の事を『玩具』としてしか見ておらず、暴力は日常茶飯事。 言うことを聞かない園児は、縄でグルグル巻きにされたり、 下半身だけ裸にされ立たせたり、挙句の果てにはニワトリ小屋に閉じ込められたり

    地獄保育園① | 清野のブログ
    tinkoji
    tinkoji 2008/01/25
    すげえこええ。
  • 首無し婆さん | 清野のブログ

    この婆さんのせいである。 何も考えずに街を歩いている時に、不意にこの後姿が視界に入ってきた時の衝撃といったら それはもう大変なもんだ。 最初こそ恐怖を感じていたものの、最近ではむしろ親近感を覚え、 「首無し婆さん」と勝手に呼んで親しんでいる自分もいる。 一ヶ月くらい街で姿を見かけないと、「婆さん生きてるかな?」と心配しちゃうし。 そんな訳で、この数年間に撮りためた、首無し婆さんの秘蔵写真をご紹介。

    首無し婆さん | 清野のブログ
    tinkoji
    tinkoji 2008/01/16
    文章はおどけてるんだけど写真に何か哀愁を感じてしまうので、うまいなあと思った。さすが漫画家。
  • 清野のブログ

    ・・・その前に、前回触れた老婆の件。 絶交されてしまった俺は、便箋4枚にも渡る手書きの謝罪文を、 老婆の店の前にそっと置いてきた。 今までの人生で培った国語力と発想力の全て、 そして愛情をも詰め込んだ、濃密な謝罪文を。 それから数日後、老婆から電話がかかってきた。 ・・・怒っていなかった。 「手紙を読んで涙が出たの・・この前は酷いこと言ってしまってごめんなさい。 あなたやっぱり良い人だったのね。」 絶交一転、仲直り成功。 自分でもうっとりするくらいの出来の謝罪文だったし、 この仲直りは必然といえよう。 おっと、もちろん気で反省もしてますぜ! ・・・で、元・赤い老人、現・緑の老人の件。 ひょんな事から、緑の老人宅にお邪魔することになった俺。 駅からそう遠くない、とあるマンションの一室に案内される。

    清野のブログ
    tinkoji
    tinkoji 2008/01/09
    rss登録。今全部読んだ。1月9日22時44分。
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