普段から身近なメニューとして昼食にも夕食にも登場するカレーライス。現在ではマイルドなものから激辛のものまでさまざまなレシピのものがあり、市販のルーも充実していますが、その際に切っても切れない関係なのが水の存在。複数のスパイスでの味付けを楽しみながらスプーンを進めるためには、必ず必要なものですが、あまりにも当たり前のものすぎて深く考えられていなかったというのが実際のところなのではないでしょうか。 そこで、日本のカレーに合う水は一体どんな性質のものなのか、レストランのプロデュースやメニュー開発、料理イベントの企画を手がけているカレー総合研究所代表の井上岳久さんをはじめとする有識者が本気で議論。用意された五種類の水とカレーとの相性を実際に食べながらジャッジしました。 テレビ東京『ソロモン流』にも出演し“カレーの達人”として活躍中の井上さんは、日本のカレーを「ルーが脂と小麦粉が中心に、クミンの香り