QRコードのマーティング利用での深化を縦方向と例えるなら、マーケティング以外の利用は横方向への展開といえる。気になる横への広がりも見てみよう。 手軽なWebアクセスツールとして利用されるQRコード。前回のように、個人に紐付く携帯電話の端末IDとの連携によって、ユーザーへ直接的に訴求できるマーケティングツールして深化が始まった。だが、QRコードとIDの活用はマーケティング分野だけにとどまらないようだ。 最も活用しやすいのが認証での利用だ。QRコードはユニークに生成できるため、ユーザーごとに用意するユニークなURLと端末IDを併用することで、さまざまなサービスでの認証システムとして機能する。 例えば、富裕層向けのECサイトに導入されているメディアスティックの「フィッシングサイトチェックサービス」は、ユーザーがアクセスしたWebサイトがフィッシングサイトであるかどうかを確認できる。 ユーザーは、