泣きたくなるほど寒いサンフランシスコの夏。しかし今やっていることが煮詰まりすぎ、きぃぃと暴れたくなったので寒空の中プールに30分だけ泳ぎに行く。 夏休みなだけあって、プールはガキんチョどもでイモ洗い状態。監視員のお兄ちゃんも笛を吹いては走るな、飛び込むなと叫びまくりである。ラップスイミングのプールは水温を下げてあり(温水でもいいけれどまぢめに泳ぐとだんだん暑くなる)この寒いのに凍えてしまう。凍えるのがイヤなら泳ぐしかないが、あまりに混んでいて対向泳者をよけるのが大変。車の運転ではないが、おらおらおら〜早く泳ぎやがれ!とテールゲートをする。人が多いのでプールには絶えずさざ波がたつ。前に進んでいるのだか左右にゆらゆら揺れているのだかわからなくなる。 私のレーンにはむっちりとアブラの乗ったタコ坊主のおやじがいて、平泳ぎをしているのに鯨のようにざっぱーん!どっかーん!と物凄い音と水しぶきを立てての