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ブックマーク / kara-sen.cocolog-nifty.com (2)

  • 文-体・読本: 上品の定義

    思惑で買った茶碗を、店に持ち込んできた男の応対を番頭がする。これを高い値で買ってもらいたいと見せてきた茶碗はどう見ても安物。それを五百両か千両か、と言ってくる。そのときの番頭の応対。米朝のはこうである。 「・・・はあ、この茶碗・・・・・・これ・・・・・・これで間違い、おまへんな・・・・・・・・・・・・。えらいせっかくどしたけど、手前どもではちょっと目がとどきかねますので、どうぞ他所さんへご持参を・・・」  こう断る。いかにも京都らしい断りかただ。というか丁寧な商売人らしい断り方ですね。  ところが江戸方だと違う。 「・・・・・・、これ、何です?」 「茶碗じゃねえかよ」 「これをどうなさりたい」 「いや六百両の値打ちがあるものだけど、ちょっと急ぎの金がいるんで、半値の三百両で売りたいと、こう」 「んふ、ふふ、あははは」 「何、笑いやがる」  とここで八五郎は殴る。殴るのはどうかとおもうけど、

  • 文-体・読本: 言葉の違和感

    猪瀬直樹が指摘しているように、私もこの「突合」には違和感を覚えた。  別の答弁でも使われた「名寄せ」もそうだ。こうした言葉には、猪瀬直樹は官僚体質の典型を見たわけだが、私は同時に参院選が危ない(?)安倍政権の質も見た。  古舘伊知郎は「突き合わせでいいんでは」と言ったが、「突合」も「名寄せ」ももっと適切な日語「照合」でいい。官僚言葉とは身内で使う符丁であり、身内(政府)だけに通ずるものだ。 清野徹のどっきりTV語録『週刊文春2007.7.19』

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