外資系の生命保険会社メットライフアリコとエース損害保険は15日、元販売代理店の関係者が顧客情報を名簿業者に売却した可能性が高いとそれぞれ発表した。流出した情報は氏名や住所、契約内容などで、アリコが8178件、エースが444件。いずれも現時点で不正利用は確認していないという。 問題の代理店インフォリッジは2010年3月に倒産。アメリカンファミリー生命保険(アフラック)やアメリカンホーム保険の顧客情報も流出させており、被害は保険4社で計2万5200件に上る。 アリコとエースはこの代理店と09年まで契約しており、流出した情報はそれ以前のもの。両社ともに既に警察に通報したとしている。 【関連記事】 3700件の個人情報流出=販売代理店が売却 全165万人の顧客情報漏れる=無許可で委託会社に 9万人の顧客情報流出=ダイナース、シティ両カード 顧客情報、1472人分紛失=東京海上日動