吉祥寺のArt Center Ongoing(アートセンターオンゴーイング)にて、色彩が印象に残る抽象画を描くアーティスト、小川格の個展『ラブマイナスゼロ/LOVE MINUS ZERO』が開催中だ。同展は1997年にベルギーの王立アントワープ美術アカデミーを修了し、帰国した小川の東京で初となる本格的な個展となっている。 小川は1969年生まれのアーティスト。彼が描くのは具象とも抽象とも言い表しがたい絵画世界だ。画面には表面だけが存在し、その中身が空っぽに見える物体のようなものが浮遊する様子が数多く描かれている。それらを見ていると世界との関係性が希薄化、あるいは断絶してしまった現代の我々自身の肖像画を見てるようにも思えてくるだろう。 10月18日には作家も参加するオープニングパーティーを開催。さらに25日は『500% MORE SAD MAN(哀しみ5倍増しオトコ)…FROM タンジメン』
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