独禁法違反の優越的地位の乱用の疑いで インターネット通販大手アマゾンジャパン(東京)が、自社サイトで取り扱う商品の納入業者に対し、値引き販売した額の一部を補てんさせていた疑いが強まったとして、公正取引委員会は15日、独禁法違反(優越的地位の乱用)の疑いで、同社を立ち入り検査した。 関係者によると、アマゾンは電化製品などを業者から仕入れて消費者に販売しているが、少なくとも昨年ごろから、商品の納入業者に値引き分の一部を負担するよう求めていた疑いがある。 独禁法は、取引先よりも優位な立場にあることを利用して、相手に金銭など経済上の利益を不当に提供させることを禁じている。(共同)