◇松原区長「地域エゴではない」 品川駅と羽田空港を結ぶ京浜急行「エアポート快特」が京急蒲田駅(大田区)を通過するダイヤ改正を翌日に控えた15日、同区で「京急蒲田駅通過反対区民大会」が開かれ、区民や国会議員、区議ら約600人(区発表)が参加した。 大会では快特の停車を求める決議案を採択。大会終了後、区幹部らが京急本社を訪れ、ダイヤ改正について再考を求めた。区によると、同社は相談なくダイヤ改正を決定した経緯などについて謝罪したが、ダイヤ改正見直しは「答えを持ち合わせていない」と述べるにとどまったという。ダイヤ改正は予定通り、16日に実施される。 同駅周辺の高架化事業に対する区負担分は約200億円に上る。松原忠義区長は大会のあいさつで「ノンストップになるために十数年協力してきたわけではない。常軌を逸する行為だ」と批判。参加した女性(78)は「だまし討ちみたいだ。京急の利用をボイコットしようかとも