第100回全国高校野球選手権大会で3回戦進出を決めた金足農(秋田)の快進撃を農業専門紙の日本農業新聞が精力的に報道している。同紙の担当者は「金足農の活躍を報道することで、農業系高校の存在感を高めたい」と話している。 「農一筋 祖父感涙」「吉田選手へ『よくやった』」。金足農が鹿児島実(鹿児島)を破って1回戦を突破した翌日の9日、日本農業新聞は総合・社会面の大半を使って大々的に報道した。 金足農のエース、吉田輝星(こうせい)投手(3年)の祖父、理正さん(70)がアルプススタンドで応援する様子を紹介。理正さんがJA秋田みなみ(現JA秋田なまはげ)に36年間勤め、退職後にナシ農家を営んでいることにも触れた。 2回戦で大垣日大(岐阜)を破ったことを報じる15日付の紙面では、応援団が猛暑の関西を想定して、長袖、長ズボン姿でガラス温室の中で特訓を重ねてきたことを紹介し、団員たちの声を伝えた。 いずれの記