カーネル・サンダース人形の引き渡し式で、笑顔を見せる平松邦夫・大阪市長(左)と渡辺正夫・日本ケンタッキー・フライド・チキン社長=13日、大阪市役所、日吉健吾撮影 24年ぶりに「救出」されたカーネル・サンダース人形が13日、大阪市の平松邦夫市長から、日本ケンタッキー・フライド・チキン社の渡辺正夫社長に引き渡された。人形は表面の塗装が魚のウロコのようになっていて、ぼろぼろと落ちる状態。対面した渡辺社長は「白は白、黒は黒に塗り直すと真新しいものになってしまう。現状のヘドロのようなものを残すように修復したい」と述べた。 平松市長は「景気が悪化するなか、泥から浮上したカーネルにあやかりたい」とあいさつし、人形の右手を社長に手渡した。渡辺社長は「ご苦労さんだったなあ」と言って、本社にあった在庫の黒眼鏡を人形にかけた。 同社は当面、人形を警備会社に委託して大阪市内の倉庫で保管し、専門家に修復や展示