神戸の観光地を広くアピールしようと阪神電鉄は14日、ラッピング電車「神戸PRトレイン」の運行を始めた。車両にはルミナリエや夜景など神戸の見所が華やかに彩られ、今春の阪神なんば線開通で1本につながった阪神三宮−近鉄奈良間で約1年間にわたって運行される。 神戸PRトレインは6両1編成で「さあ神戸へ!」の青い文字と、六甲山から見た神戸の町並みや神戸ポートタワーなどの観光名所が色鮮やかにラッピングされている。地域の宣伝を行うラッピング電車の運行は阪神電鉄では初めてといい、新型インフルエンザの影響で減少した観光客を誘致する期待も持たれている。 この日、神戸市中央区の阪神三宮駅で行われた出発式では、矢田立郎神戸市長らがテープカット。ジャズバンドの生演奏に乗って神戸PRトレインが近鉄奈良駅へ向かって出発した。