バス路線の廃止や減便を検討していた西日本鉄道(福岡市)が19日、その計画を発表した。今春、一般と高速合わせて75路線で廃止や減便を実施し、秋以降に39路線で路線全部や一部の廃止に踏み切る。対象は114路線にのぼり、西鉄グループ250路線の半数近くに手を付けることになる。鉄道などの黒字に頼る運営を改め、今後はバス事業も「黒字を確保できる規模で展開する」と説明した。路線名は近く発表する。 今春は、3月1日に高速3路線の廃止と9路線の減便、3月27日に一般48路線の減便、4月1日に08年度中に自治体に申し入れた一般3路線の廃止と12路線の一部廃止を実施する。 一般路線の廃止は、自治体の同意を得るための協議会に半年前に伝える必要があるため、今後手続きする一般39路線の廃止と一部廃止は早くて今秋以降になる。 西鉄は昨秋も都市部を中心に33路線で減便を実施した。廃止路線の基準は「人件費とバスの走