JR西日本が今月下旬から、福知山線脱線事故と同じ型の車両と後継車両の座席の色を、事故当時の青色から緑色に変更することが13日、分かった。事故の負傷者から「青色を見ると事故を思いだしてしまう」との声を受けたための措置で、今後3年かけて、対象の全753両を整備する。 JR西によると、座席を交換するのは、現在も福知山線を走行する207系と、後継の321系。心理的な影響に配慮し、車両の点検時期に合わせて、安らぎ感を与える緑色に変更することを決めた。 JR西は事故後、被害者の声を受けて、207系の塗装を青と水色のラインからオレンジと紺に変更している。