12日午後1時45分ごろ、大阪市営地下鉄四つ橋線花園町駅(大阪市西成区旭1丁目)で、ホームに進入してきた西梅田発住之江公園行き電車(6両編成)の運転士が、線路内に男児(10)がいるのを見つけブレーキをかけた。電車はホームに約3両半進入したところで停止。駅員らがホーム下の退避スペースに倒れている男児を救助した。 西成署などによると、男児は同区の小学5年生とみられ、頭の骨が折れるなどして入院したが、命に別条はないという。同署は、男児が電車にはねられたかどうか調べている。男児は小学校低学年の男児と2人でホームにいたが、1人で約1.3メートル下の線路に降り、「お前も来いや」などと言いながら歩いていたという。 この事故で同線は上下線計7本が最大11分遅れ、約1760人に影響が出た。