みんなの党の江田前幹事長は、野党連携を巡る渡辺代表との路線の違いは解消することはできないとして、9日離党届を提出し、年内に新党の結成を目指す意向を固めました。 NHKの取材に対して、少なくとも5人の党所属議員が江田氏に同調する意向を示しており、党の分裂は避けられない情勢です。 みんなの党の江田前幹事長は、平成21年の結党以来、幹事長を務めましたが、野党連携を巡る渡辺代表との路線の違いから、ことし8月、幹事長を更迭されました。こうしたなか、みんなの党では、渡辺代表が主導する形で与党側と特定秘密保護法の修正で合意するなど、安倍政権への協力姿勢を強めていることに疑問の声が上がっており、衆議院と参議院の採決で党の方針に反して反対に回る議員が出ています。 こうした状況を受けて、江田氏は、「みんなの党は、自民・公明両党では不可能な改革を実現するために結党したにもかかわらず、補完勢力になりかかっている。