サーバの高性能化・高機能化は、あらゆる業務を迅速かつ継続的に処理することを可能にしたが、同時にデータセンターの消費電力上昇や発熱など、新たな課題をもたらすことにもなった。そうした課題を解決すべく、製品開発へ取り組んでいるのが、プロセッサーベンダーのインテルである。同社がそれまでの計画を前倒しにして昨年11月に発表した最新のクアッドコア・プロセッサーは、多くのデータセンターが抱える課題を解決すべく、多くの特徴を備えている。今回は、データセンターをはじめとする企業システムの設計・構築に携わるITアーキテクトの一人、インターネット接続サービスやマネージドセキュリティなどのネットワークソリューションを提供しているIIJグループの中でSI事業を展開する、アイアイジェイテクノロジー チーフアーキテクトの大野豊氏に、クアッドコア・プロセッサーがもたらすITシステムの変革とユーザーメリットを聞いた。 電源