効率的な勉強法に関する最先端の研究結果が、「サイエンス」誌に掲載されている。この研究からわかった効率的な勉強法とは、同じことを反復して学ぶ(暗記)より、思い出すこと(テスト)を重視した方が良いということだ。 実験は非常に単純で、アメリカの大学生にスワヒリ語の単語40個を1週間かけて覚えさせるというものである。ここでは毎日、単語の暗記(覚える)とテスト(思い出し)を行うのだが、それぞれ毎日のテストの結果に基づいて、次の日の勉強方法を以下のように4つのグループに分ける。 1.毎回すべての単語を「暗記とテスト」 2.前回のテストで間違った単語のみ「暗記」、「テスト」は全単語について毎回行う 3.前回のテストで間違った単語のみ「テスト」、「暗記」は全単語について毎回行う 4.前回のテストで間違った単語のみ「暗記とテスト」 そして1週間後に、全単語についてもう一度テストを行う。 さて、