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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (9)

  • 今年読んだ経済本ベスト10 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    さてここ半月なんだか忙しくてブログは手抜き状態か、マンガに偏ってましたw。すみません。さて今年もいろんな経済書を読んできました。以下、順不同でどんなものが心に残ったのか(ただし第1位だけは当の一位!)、一言コメントとともに思い出していきましょう。『ブラックスワン』もいいかもしれませんが、以下のをまとめて読んだ方がちゃんとした経済問題への体系的な見方ができますよ。その方が皆が読んでるベストセラーを読むよりもきっと自分を他人とは違う存在にしてくれるでしょう(う、なんか勝間さんみたいな書き方にw 第10位 高橋洋一・竹内薫『鳩山由紀夫の政治を科学する』 まだ登場したばかりのこのですが、高橋さんの完全復帰を印象づける読んでためになる経済合理性からみた日政治制度の辛辣な分析ですね。鳩山政権発足100日を再考する上でも必読です。 鳩山由紀夫の政治を科学する (帰ってきたバカヤロー経済学) 作者

    今年読んだ経済本ベスト10 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 2009-09-06

    livedoor様からこのブログの記事(特定の記事を指定というわけではなくこれから任意の記事に、という意味だと思う)をlivedoorのニュースサイトに転載したいので許可を、というメールをいただいた。で、下のまったく感心しないところからの転載例サンプルが送られてきた。このサンプルのソース元との関係(?)を知っていれば、この依頼自体、悪質なネタともいえるものだが(半分まじ 笑)。 http://news.livedoor.com/article/detail/4327292/ それはまあ半分冗談(半分気w)としても、こういう依頼にどう対処していいのかよくわからない。そもそもこのブログ、結構いろんなところの媒体で有料で書いたものを一定期間経ったということで、暗黙ないし明白な許可のもとに転載したり、あるいは草稿(つまりこれから蔵出しする予定)のものを先行公開?しているものもかなりあるんだよね。

    2009-09-06
  • 松尾匡『商人道ノススメ』の山形書評への松尾反論 2009-08-10 - Economics Lovers Live

    下のエントリーは主に松尾反論むけ。こちらのエントリーは山形書評向け。 http://cruel.org/other/matsuo/merchantsandsamurai.html 山形さんは書評の終わりの方で、「韓リフセンセイもこれをある程度は評価しているようだけれど、経済思想史研究やってる人間としてこういうのって腹がたたないのかなあ。」と書かれている。そんなにこのが全否定に値するものとは思わないけど、だからといってこの松尾さんのに賛成しているかといえば経済思想史研究ベースでいえば否定的ですね。 実は山形さんの書評はするどい着眼点をもっていて、松尾さんの商人道への幻想を的確についている。ようやく思い出したが担当編集者や審査に加わった人たちに会った時に口頭でそのむかしいったことがある。ほぼ松尾さんと同じ主張を戦前に福田徳三が『現代の商業及商人』というの中で言っていて、武士道や士魂商才を

    松尾匡『商人道ノススメ』の山形書評への松尾反論 2009-08-10 - Economics Lovers Live
  • 宮崎駿の経済学(ミニ講義) - Economics Lovers Live

    昨晩、杉原四郎先生(関西大名誉教授・甲南大元学長)がお亡くなりになりました。日経済思想史研究、経済雑誌研究において、乗り越えることの不可能な、それでいていつまでも心に期して目指すべき偉大な研究者、「経済思想史研究者の師の中の師」とでもいうべき方でした。 いままで何度もお手紙をいただき、ご教示を賜ったことは私の財産であります。また先生の著作集に拙文を添えるという機会もいただき当に感謝いたしておりました。お会いしたのは一度きり、10年ほど前に阪急ホテルにて中村宗悦さんとともに、杉原先生ご自身の研究者としての歩みをお聞かせいただいたときでありました。 最後にいただいた私信は、時論にばかり邁進することよりも、福田徳三、経済雑誌などの日経済思想の専門研究を早くまとめるように、との先生らしい柔らかい表現でしたが、ご叱責ともいえる内容でした。当にすみませんでした。先生のご冥福を心からお祈りいたし

    宮崎駿の経済学(ミニ講義) - Economics Lovers Live
  • 2009-07-08

    飽きるかな、と思ったけどれも、なんだかんだで続いているTwitter。ブログパーツ(このブログの右サイド最下部にあり)もやってみたけれども重いようならテキスト調にするかも。ユニクロのブログパーツはなんだか自分のブログをパソコンでみるときに異常に重くなったのでやめた。このTwitterのブログパーツは少なくとも僕には重くない。あとインタラクティブなのもちょっと便利かな。 間接的に知ったのだが、今年の春に採用された新卒者の人が、ほんの数日出社しただけで、あとは自宅研修(というよりも自宅待機?)を命じられて、そして6月に入る頃に解雇を通知されたという。おそらくこういう事例はいくつもの大学でも報告されているに違いない。「試用期間切り」という。例えば大内伸哉氏は『どこまでやったらクビになるか サラリーマンのための労働法入門』の中で、試用期間というのは、格的な雇用のための名称そのものの「試用」ではな

    2009-07-08
  • 2009-04-17

    四月下旬にようやく出るとのこと。いいたい放題いったわけではないけど(年末の段階ではまだあまり知識が整ってない、まあ、いまもだけど)、校正を加えてそれに近い感じに。 ほかの人たちがどんなことをいっているのか楽しみ。ただ正直、下のイベントの出場の面子とかみると、やはりインサイダー同士の語りでしかないような気がする。校正段階でも感じたけど、何かぬるい印象を持っている。批判の矛先がインサイダーに向かってふれてない印象を校正前のゲラを読んで抱いた。むしろ外部への批判ありきのイメージ。下のブログの文句にもあるけれど、「表現の自由」の問題も、不況の問題も、インサイダーたちがってるメシの由来(構造)にほとんど直結してないように思える。つまりいつも責任は外にある、という感覚だ。それを払拭して相対化することが、彼らの業界にはいま一番、「論争」を行う上で必要なんじゃないか、と僕は思うけれども。このメシの由来へ

    2009-04-17
  • 書評:『フランスの子育てが、日本よりも10倍楽な理由』

    福永宏「再論・「政府紙幣発行論」批判 政府紙幣の発行益は一時的・短期間で消える」『週刊東洋経済』。 明日発売の『週刊東洋経済』がいち早く手元に来たので読んでたらちょっと驚いた。前、このブログで福永さんの記事を批判したのだが、 露骨な富裕層優遇よりも政府紙幣が嫌われる理由とは?http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090215#p1 上記エントリーからの引用を含む名指しの反論になっている。たまに忙しいと東洋経済は読まないで積読のままになるので、今回は気がついてよかった 笑。ブログはまま紙媒体の情報を批判的にとりあげるが、逆の現象は珍しいと思う。 福永さんの反論は、先の僕の「二種類紙幣が流通しても問題はないと考える。額面の工夫、デザインの工夫、さらには材質の工夫(その昔、高橋さんはプラスティックマネーの発行を唱えた)でもいいだろう。そうすると福永論説の(

    書評:『フランスの子育てが、日本よりも10倍楽な理由』
  • 雇用流動化論の失敗

    2002年に出した(いまではデジタル版が利用可能)『日型サラリーマンは復活する』(NHK出版)から、雇用の流動化論関連を抜粋(図表は抜かす)。これはAS-AD分析の枠組みで説明しているが、特にその枠組みにこだわらなくても類似の議論は可能である。 雇用流動化論の失敗 さて、構造改革論者の多くは、EPG政策(期待潜在成長率を高める政策)と対になるかたちで、グローバル化・IT化に対応するためにより生産性の高い産業に労働力を移動しやすいように「雇用の流動化」を促進すべきであると説いている。 構造改革主義者の考え方は、典型的には小渕政権下の「経済戦略会議」の最終答申や、小泉政権における経済財政諮問会議が二〇〇一年に提出した「骨太の方針」のなかに具現化している。かれらやエコノミストの一部は「雇用の流動化」が新産業創出に寄与することで景気回復政策として有効であると主張している。 ここで使われている「雇

    雇用流動化論の失敗
  • Economics Lovers Live

    www.youtube.com www.youtube.com 久しぶりの動画配信です。自分で整理するためにも配信してますw www.youtube.com 松崎蔵之助『経済大観』が1902年で日では初めての格的なケネー研究だったと書いた。ついでなのでそれ以前の国際的なケネー研究については、ヒッグス『重農学派』(原書刊行1897年)とその参考文献がいい。重農学派の研究は、重農学派への当時の批判者、アダム・スミス、マルクス、そして経済学史的にはジェボンズ、ロッシャー、オンケンらが名前を思い出すことができるが、ヒッグスのではさらにさまざまな著作が挙げられている。国際的なケネー研究に日がどのように位置にいたのかを知る上でもいい。 また個人的には、住谷悦治を訳したものに手をいれて1957年に訳書をだした住谷一彦先生の訳者あとがきが興味深い。父親の宿題を終わらせただけでなく、他方で人が

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