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ブックマーク / ascii.jp (29)

  • Windows 11のフォトアプリがUWPからWin32アプリになったことで今更わかるUWPの問題点 (1/2)

    Windows 11のフォトアプリは、WinUI 2を使うUWPアプリから WinUI 3を使うDesktopアプリに切り替わった 現在のWindows 11に搭載されている「フォト」アプリは、UWPではなくWindows App SDKを使うDesktopアプリ(Win32アプリ)になっている。 WinUI 3を使うDesktop/Win32アプリケーションになったフォトアプリ。写真をクリックすると、別ウィンドウが開き、複数のビューアーウィンドウを同時に開くことができる 簡単に言えば、フォトアプリ(Photos.exe)は、通常のEXE実行ファイルである。また、従来のUWP版フォトアプリは、現在では「Microsoft フォト レガシ」として、Microsoftストアから入手が可能だ。 フォトアプリは、WinUI 2を使うUWPアプリから、今年の4月頃にWinUI 3を使うDesktop

    Windows 11のフォトアプリがUWPからWin32アプリになったことで今更わかるUWPの問題点 (1/2)
  • WSL以前から40年以上続く、Windows(Microsoft)とUNIXとの関わり

    80年代、Microsoft製のUNIXが存在していた POSIXサブシステムは2012年までサポートが続いた 現在のWindows 11では、Windows Subsystem for Linux(WSL)が動作するため、(それ自体はUNIXではないものの)UNIXからのアプリケーションを簡単に動作させることができる。 かつてMicrosoftは、x86版UNIXのライセンスを持っており、XENIXと呼ばれる製品を販売していた。また、Windows NTに「POSIXサブシステム」、のちに「Windows Service for UNIX(SFU)」と呼ばれる機能があった。そういうわけで、WindowsとUNIXは切れない“縁”があったのだ。 Windows NTのPOSIXサブシステムやその搭載理由などに関しては、過去記事(「Windows Subsystem for Linuxの中身

    WSL以前から40年以上続く、Windows(Microsoft)とUNIXとの関わり
  • PowerShellの今を見る 2つあるPowerShellはどっち使えばいい? (1/2)

    PowerShellに関しては、2021年に1回まとめたのだが、あれから3年も経過したので最新情報も含めて、簡単に解説したい。なお、それぞれのこれまでの経緯などは、過去記事に記載しているので参考にしてほしい。 ●あらためて「PowerShell」の現状と登場後の経緯を整理する https://ascii.jp/elem/000/004/052/4052789/ 結論から言えば、PowerShellには、Windowsに同梱されている「Windows PowerShell」と、ユーザーがインストールする必要がある「PowerShell」がある。コマンドラインを使う頻度が高いようならば、最新のPowerShellをインストール、そうでなければWindows PowerShellで十分である。 PowerShellのインストーラーなどに表示される奇妙な人物イラストを見たことがある人もいるだろう。

    PowerShellの今を見る 2つあるPowerShellはどっち使えばいい? (1/2)
  • モデムをつなぐのに必要だったRS-232-CというシリアルI/F 消え去ったI/F史 (1/3)

    RISC-Vも一段落したところで、さて次に何をやろうかと編集氏と話あっていた時に出たお題が「あとやってないのは消えていったインターフェースですかね。IDEとかSCSIとかRS-232Cとか」。うん、まぁそれはアリだな、なんて思いながら仕事をしていた時に、いろいろ筆者にお題を下さることで定評のある(?)岩崎啓眞氏が「RS-232Cだった時代を知らない人たちの方が圧倒的に多い」なんて事をPostされてて、これはちょうど手頃なお題ではないか、と確信した次第。 そうか…どんなPCでもたいていあった(もしくは準備可能だった)インターフェースがセントロとRS-232-Cだった時代を知らない人たちの方が圧倒的に多いわけだよなあw — 岩崎啓眞@スマホゲーム屋+α (@snapwith) February 3, 2024 ということで、「昔のPCにはあったのに、もう今はどこに行ってしまったやら」というI/

    モデムをつなぐのに必要だったRS-232-CというシリアルI/F 消え去ったI/F史 (1/3)
  • Windowsにおけるファイルリンクについてあらためて説明する (1/2)

    Windowsを始め、多くのOSにはファイルの「リンク」機能がある Windowsに限らず、多くのOSが持つファイルシステムには「リンク」と呼ばれる機能がある。ファイルは、パスにより一意に特定可能だが、人間がファイルを管理するとき、どうしても同じファイルを別の場所(パス)にも配置したくなることがある。これを実現するのがリンクだ。リンクには、大きく「ハードリンク」と「ソフトリンク」(あるいはシンボリックリンクともいう)の2種類がある。 ファイルシステムには、ファイル名を管理するディレクトリ領域とファイルの中身を記録する領域がある。ハードリンクはこの仕組みを利用して、同じファイルの中を指し示すファイル名を異なるパスに作る。 特徴として、後から作ったハードリンクもオリジナルのファイル名も区別がなく、どちらも同じファイルとして扱える。通常は、ファイルシステム側に「参照カウント」と呼ばれる情報があり

    Windowsにおけるファイルリンクについてあらためて説明する (1/2)
  • 「手のひらネットワーク機器」のサンプル入手! 企画元にも開発秘話を聞いた (1/2)

    先週発表された同時にエンジニア界隈で大きな話題となった「カプセルトイ 手のひらネットワーク機器」。1/12サイズでA10、シスコ、古河電工のネットワーク機器を精密に再現しているという。サンプルが届いたので、さっそく見ていきたい。また、企画元であるエーピーコミュニケーションズにも開発秘話を聞いた。 ネットワーク機器も、ラックも、リアルさがすごい 「カプセルトイ 手のひらネットワーク機器」は1/12サイズのミニチュアネットワーク機器とそれらを収容するラックから構成されている。ネットワーク機器はA10ネットワークスのADC「Thunder 7655S」、シスコのスイッチ「C9300-48UTX」、セキュリティ&SD-WANアプライアンス「Meraki MX85」、そして古河電工のルーター「FITELnet FX2」の4機種となっている。 今回、送られてきたサンプルは上記の4機種。1カプセルに1つ

    「手のひらネットワーク機器」のサンプル入手! 企画元にも開発秘話を聞いた (1/2)
  • 「CentOS後継問題」を教訓に学ぶ、最適なLinux OS選びと移行

    2021年末のCentOS 8サポート終了をめぐっては、利用者の間で大きな動揺が広がりました。OSの選択はその後になって影響する可能性があり、またOSの変更(移行)には膨大な労力がかかります。この記事では、 あらためてLinux ディストリビューションを選択するポイントを整理し、CentOS 8以外にどのようなOSがあるのか概要をまとめています。情報システムを適切に運用する方法として、「クラウドネイティブ」など比較的新しい考え方の理解も必要です。 今回のCentOS 8サポートおよび開発方針の変更から学ぶこと |CentOS 8サポート終了の衝撃 今から30年ほど前の1991年にLinuxオペレーティングシステム(OS)が誕生し、多くのLinuxディストリビューションが生まれ発展し、離合集散がありました。利用者が使いやすくする目的はどれも一緒で、操作の仕方は似ているようでも、用途や向き不向

    「CentOS後継問題」を教訓に学ぶ、最適なLinux OS選びと移行
  • Windows Subsystem for Linuxでsystemdが動くようになったので試した

    WSLでのsystemdのサポートが開始 早速使ってみる Unixを祖先に持つLinuxには、起動時にデーモン(Windowsでいうところのサービス)を起動したり、初期化などをするプログラムを実行するinitシステムがある。ただ、WSL(Windows Subsystem for Linux)では特殊な起動をすることから、従来initシステムは動作できなかった。そもそもWSLは当初のコンセプトからして、Linuxコマンドラインを使うための環境であり、たとえばHTTPサーバーなどを動作させることは想定外とされていたのだ。 一方でLinuxには、さまざまなプログラムがあり、その中にはinitシステムで起動されるプログラムが必要なものがある。こうしたプログラムを動作させるためには、どうしてもinitシステムを組み込む必要があった。 Linuxのinitシステムには、Unix System V互換

    Windows Subsystem for Linuxでsystemdが動くようになったので試した
    tk4168
    tk4168 2023/04/03
  • BOMなしUTF-8によってWindowsでもたらされる困惑 (1/2)

    かつてWindowsでテキストファイルといえばシフトJIS形式のものが大半だった。しかし最近では、UTF-8形式のテキストファイルも普通に見かけるようになってきた。世の中はUTF-8が主流になりつつあると言っていいだろう。 しかし、WindowsUTF-8を使うと、ちょっと困ったことがある。それは、エクスプローラーの検索欄などで用いるWindows Searchが、UTF-8にはしっかり対応していないのである。正確に言うと、Windows Searchはファイル先頭に「BOM」のあるUTF-8は認識して正確にインデックス化し、ファイルの全文検索が可能になるが、BOMのないUTF-8では正しくインデックス化できず、ファイルの全文検索はASCIIコードのみ可能で、日語などの非ASCII文字では全文検索ができない。 同じ内容のテキストをUTF-8UTF-8 BOM付き、UTF-16ビッグエ

    BOMなしUTF-8によってWindowsでもたらされる困惑 (1/2)
  • 4Kディスプレイを導入してWindowsの文字が小さいときにやること、やってはいけないこと (1/2)

    ハードウェアやモニターのサイズ、ユーザーとの位置関係にも依存するが、4Kの液晶モニターなどを導入した際に、Windowsで文字が小さくてストレスを感じることがある。このときWindowsにはいくつか対応する設定がある。今回はこれを整理して解説する。 Windows 11では、表示を拡大するカスタムスケーリングに目立つ警告が表示されるようになった。Windows 10でも簡単な警告はあったが、よほどトラブルが多かったのであろう。とにかくWindowsでは、カスタムスケーリング設定は触らないのが吉だ Windowsにおける解像度、dpi、画面サイズの簡単な理解 設定する際にまず理解しておくべきことは、「解像度」「dpi」「画面サイズ」の関係だ。解像度とは、ディスプレイに表示される縦横のドット数で、基的にはディスプレイアダプター(GPU)とディスプレイモニター(以下、モニターと表記)の関係で決

    4Kディスプレイを導入してWindowsの文字が小さいときにやること、やってはいけないこと (1/2)
  • Windowsにおけるフォルダーとディレクトリとは (1/2)

    Windowsにおいて、「フォルダー」と「ディレクトリ」は 実は厳格に区別されている Windowsにおけるフォルダー(Folder)とディレクトリ(Directory)の違いをご存じだろうか? Windowsにおいてフォルダーとは、「仮想フォルダー」(Virtual folder)と「ファイルシステムフォルダー」(File system folder)からなるオブジェクトであり、ディレクトリとはファイルシステムフォルダーのみを指すオブジェクトだ。MS-DOS時代には、仮想フォルダーがなかったので、すべてディレクトリーと呼んでいた。 このため、今でもフォルダーの意味でディレクトリと呼ぶ人がいて、意味が曖昧になっているが、少なくともWindowsの中では厳密に区別されている。レジストリのHKEY_CLASSES_ROOTにあるprogidの中に「Folder」「Directory」があり、そ

    Windowsにおけるフォルダーとディレクトリとは (1/2)
  • EthernetでのID「MACアドレス」を理解する (1/4)

    MACアドレスとは何か EthernetMACアドレス(Media Access Control Address)とは、物理的に接続されたネットワーク上のネットワークインターフェイスを識別するためのアドレスである。ネットワークインターフェイスカード(NIC)の製造時にMACアドレスがハードウェアに組み込まれるため、ハードウェアアドレスとも、物理アドレスとも呼ばれている。 Windowsのコマンドプロンプトから“ipconfig /all”とコマンドを入力すると、Physical AddressとしてMACアドレスが表示される。 MACアドレスは48ビット長(6バイト)のアドレス情報である。表記には16進数が用いられ、1バイト(16進数で2桁)単位に“-(ダッシュ)”や“:(コロン)”で区切って表わすことが多い。 MACアドレスの最初の3バイトは「OUI(Organizationally

    EthernetでのID「MACアドレス」を理解する (1/4)
  • Windows 11にアップグレード可能なCPUは基本はやっぱり第8世代/Zen+以降になりそう? (1/2)

    第7世代/Zen世代のPCでも 一部はWindows 11にアップグレード可能!? Windows Insider Previewでプレビュー版Windows 11の配布が開始された。また、Windows 11のアップグレード条件に関しては、ちょっとしたアップデートがあった。 アップデートされたWindows 11のアップグレード条件だが、ブログでは「Windows Insidersへリリースや、OEMメーカーと提携により、インテル第7世代やAMD Zen 1を搭載したデバイスの中から、当社の原則に合致するものを特定するためのテストをします」と記されている 発表当初は、Windows 11にアップグレード可能なのは、Intelの第8世代以降、AMDのZen+世代以降とされていた。しかし、その後に公開されたMicrosoftのブログでは、第7世代やZen世代のPCがアップグレードに適するかど

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  • Windows 11は古いPCやWindowsと一旦線引きするのが1つの役目か (1/2)

    Windows 11が発表された。すでにAndroidmacOSは2020年にバージョン11になっているので、1年遅れでの「イレブン」である。Microsoftは、このWindows 11と関係が深そうなWindows 10Xを昨年末にSurface Neoとともに出荷する予定だったことを考えると、Windows 10Xの発表時、つまり2019年時点での計画ではWindows 11は、今春の予定だったのではないかと思う。 つまり、今春のWindows 10のアップデートにほぼ新機能がなかったのはそのためではないだろうか。Windows 11が出る予定だったので、Windows10は不具合の修正のみしか予定してなかったのだと考えられる。 ちなみに春のアップデートである21H1のタイミングで、「ニュースと興味」の配布が始まったが、20H2などにも配布されており、21H1の新機能とは言いがたい

    Windows 11は古いPCやWindowsと一旦線引きするのが1つの役目か (1/2)
  • あらためて「.NET」について整理する (1/2)

    そのときの文脈から何を指すか判断する必要がある 「.NET」という言葉 前回Project Reunionの話をしたので(「UWPとデスクトップアプリの統合を試みる「Project Reunion」のプレビュー版が登場する」)、ここであらためて「.NET」についてまとめておきたい。 .NET Coreのマスコット「dotnet bot」。ちょっと「かわいさ」が足りない感じだが、githubの登録ユーザーでコードをコミットしている(https://github.com/dotnet-bot より引用) Windows関係で「.NETなんとか」という言葉を聞いたことがあるだろう。「.NET」とは、Microsoftが開発・提唱した「アプリケーションの実行環境」である。実行環境とは少し抽象的だが、API(Application Programming Interface)やライブラリなどと呼ばれ

    あらためて「.NET」について整理する (1/2)
    tk4168
    tk4168 2021/05/30
  • あらためて「PowerShell」の現状と登場後の経緯を整理する (1/2)

    前々回に「.NET」の話をしたので(「あらためて「.NET」について整理する」)、ついでと言ってはなんだが、今回はPowerShellについても経緯と現状をまとめてみることにする。 2005年9月に米国で開催されたMicrosoftの開発者向けイベントProfessional Developers Conferenceで発表されたMonad。これが後にPowerShellと呼ばれるようになる。当時は、スクリプト言語として開発が進んでいた 例によって、また用語の話からで恐縮だが、「PowerShell」には「Windows PowerShell」と「PowerShell Core」があり、「PowerShell Core」は、Ver.7.0から「PowerShell 7」という名称が正式になった。 基的に「Windows PowerShell」はWindowsに付属している「PowerSh

    あらためて「PowerShell」の現状と登場後の経緯を整理する (1/2)
  • Windowsで表示されるエラーコードの見方

    Windowsでエラーがあるたびに表示される「エラーコード」。コードを調べると原因がわかるとされているが、インターネットでキーワード検索をしてみたところで、まともな答えが得られないことのほうが多い。よくてエラーコードの意味を理解しないで、単に対策だけが記載されている程度だ。 そこで、今回はこのエラーコードを解説することにしよう。とりあえず、マイクロソフトが出している正式なドキュメントは以下にある。 ●[MS-ERREF]: Windows Error Codes https://msdn.microsoft.com/en-us/library/cc231196.aspx 基的には、これを読めばいいわけなのだが、量も結構あって、しかも英語である。そこで、今回は、よく見かけるエラーコードなどを例に、ごく大まかに解説することにする。 Windowsのエラーコードは、32bit値で、通常は16進

    Windowsで表示されるエラーコードの見方
  • 日本のスマホサイトは2年間でこんなに変わった (1/4)

    スマートフォンやタブレット端末といった、いわゆる「スマートデバイス」を意識したWebサイト制作はもはや常識となっている。各企業のWebサイトは、次のような方法でスマートデバイスに対応していることがほとんどだろう。 スマートフォン向け専用サイトを構築する レスポンシブWebデザインで Webサイトを構築する viewportを調整する Web Professionalでは、2011年2月、有名企業のWebサイトがスマートフォンにどのように対応しているかを紹介した。 これらのサイトは、2年経ってどのような変化を遂げたのか。記事では、取り上げたサイトに再び訪れ、サイトデザインのトレンドがどう移り変わったのかを観察。日のスマホサイトの「BEFORE & AFTER」を紹介しよう。 半数以上のサイトがリニューアル まず、調査したサイト数に対してリニューアルしたサイトと、大きくは変化していないサイ

    日本のスマホサイトは2年間でこんなに変わった (1/4)
  • 100%寄付金で運営する、ボーカロイドSNS「にゃっぽん」 (1/4)

    初音ミクをはじめとしたボーカロイドの話題を求める人々が集まるSNSが「ボーカロイドにゃっぽん」だ。 他のコミュニティサイトと同様に参加は完全招待制で、参加者は現在約9000人。まもなく1万人に迫る勢いだ。「P」(プロデューサー)と呼ばれる主要なDTM作家はもちろん、彼らの熱狂的なファンや、PVなどでイラストを描くイラストレーターも多数参加している。 コミュニティ内では新曲のリリース情報やライブなどのイベント情報が話題として共有される。作家同士でライブをしたり、1枚のアルバムを作るために声をかけあうこともある。関係者が活動するためのサロンとなっているのだ。 にゃっぽんは現在、管理者の「わーいのひと」氏、インフラ管理者の長月あきと氏、それとインシデント管理者の「ゑのすけP」氏の3人で運営している。今そこで何が起き、そしてどうやって運営しているのか。わーいのひと氏と長月あきと氏に、運営の裏側を聞

    100%寄付金で運営する、ボーカロイドSNS「にゃっぽん」 (1/4)
  • そんなことより聞いてくれ、>>1よ――「ゴノレゴ」が変えた10年 (1/5)

    「昨日、吉野家行ってきたんです。吉野家――」 10年前、2ちゃんねるで流行した“吉野家コピペ”。それをどこかで見たスナイパー風のキャラにしゃべらせ、大ブームになったFLASHアニメが「ゴノレゴ」シリーズだ。 作者の名前はポエ山さん。現在はFLASHアニメからニコニコ動画へ活動の舞台を広げ、初音ミクなどのPVを投稿している。4月28~29日開催のイベント「ニコニコ超会議」でもPV職人として講演のステージに立っていた。 ポエ山さんの業は映像作家だ。プロとしての“作家”、プライベートでの“職人”。オンとオフ、2つの生き方をどちらも選ぶという新しいライフスタイルは、今、仕事との付き合い方を少しずつ変えている若者たちの生き方にも通じるものがある。その先駆けとなったポエ山さんは、この10年間、どんな人生を歩んできたのだろう。 これは向いてない、これも向いてない ―― 今日はゴノレゴの話をいろいろお聞

    そんなことより聞いてくれ、>>1よ――「ゴノレゴ」が変えた10年 (1/5)