いつからテクノロジーが僕らの「敵」になったのか? 僕が子どもの頃、機械やテクノロジーといったようなものは『夢を実現させてくれるもの』以外の何ものでもありませんでした。 仕事といったようなものはすべて彼らに任せて、僕たちはプール・サイドに寝転んで昼寝をしたり本を読んだりしてればいい。 AIやロボット技術が発達すれば、世の中はますます便利になり、生産性も向上する。 生産性が向上すれば、労働時間も減少する。 そうすれば家族とゆっくり過ごす時間や自分の趣味を楽しむ時間が増える。 今の若い人は笑うかもしれませんが、僕が子供の頃はそのような考え方をする人の方が多かった。 未来はどこまでも明るく、ワクワクするものだったのです。 「くだらない仕事は機械にやってもらって、俺たちは街に繰り出して飲みに行こうぜ!」 そういう時代が来るものだと僕らは本気で信じていました。 でも、その予想はものの見事に外れてしまい