台風15号の影響で静岡市清水区で起きた大規模な断水は6日夜、復旧作業が続いていた地区で飲み水の利用が可能となってすべて解消され、住民からは安どの声が聞かれました。 台風15号の影響で静岡市清水区で起きた6万戸を超える大規模な断水は、水道管が通る橋が流された「和田島ブロック」の2つの地区の合わせて600戸で復旧作業が続いていましたが、6日午後11時すぎ、飲み水として利用できることが確認され、断水は12日ぶりにすべて解消されました。 7日朝、断水が続いていた宍原地区の稲葉妙子さん(83)の住宅では、水の濁りがなくなったのを確認してから野菜を洗ったり、コップにくんだ水を飲んだりしていました。 稲葉さんは、肺気腫を患っていて、のどを潤すと楽になるため水が欠かせないといいます。断水していた間は、少し離れた場所にある妹の家に通い、入浴や洗濯、食事をすませていたということです。 稲葉さんは「断水が復旧し