スイス・ジュネーブにある世界保健機関(WHO)本部(2021年5月8日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【12月29日 AFP】(更新)世界保健機関(WHO)は29日、急速に広がる新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」のリスクについて、依然として「非常に高い」との見解を示した。 WHOは疫学週報で「懸念される変異株(VOC)であるオミクロン株に関する全体的なリスクは、依然として非常に高い。オミクロン株の倍化時間は2~3日で、デルタ株よりも増殖が速いという一貫した証拠がある。多数の国で感染例の急増も確認されている」と述べた。 オミクロン株の急速な感染拡大については「免疫回避と本質的な感染力の強さの両方によるものとみられる」との見解を示した。 一方、先月24日に最初にオミクロン株をWHOに報告した南アフリカでは、症例数が29%減少したと強調した。 WHOは、南ア、