ヘリコプター墜落事故を取材しようとして日本テレビ記者が遭難死したことを受けて、各テレビ局が自局の報道姿勢に問題がないか見直しを急いでいる。 今回の事故は、山中の滝つぼに落ちたと見られる水死であることが判明したが、ガイドと離れての行動や、登山にふさわしくない軽装だったことなどが事故の遠因とも見られている。日テレ側は記者会見で「適正な装備と十分な準備のもとに行った」と準備不足こそ否定したが、埼玉県警が取材自粛を要望していた中で起きた事故とあって「判断が甘かったというそしりは免れない」(日テレ関係者)と、危険な取材を行わせてしまったことについては反省の表情だった。 「明日は我が身だと思った」と語ったのは、別の民放局の報道番組を担当するディレクターだ。 「思い返せば、これまで危ない状況での取材をしたことも多々ありました。近年は経費削減もあって少人数でのロケも多く、例えば災害の事故現場を撮影しようと