サイバーセキュリティの専門家らにより、インテルのチップに新たに4つの脆弱性が発見された。同社が2011年以降に製造してきたほぼすべてのチップに影響する。 インテルと、世界中の大学やセキュリティ企業の研究者らからなる専門家グループは、4つの脆弱性を公表した。新たな脆弱性は、昨年発見され何十億個というチップに影響を及ぼした「スペクター」や「メルトダウン」といったセキュリティホールに似ている。今回発見された脆弱性がハッカーらに利用されたという証拠は(まだ)存在しない。しかし、それらを利用してあらゆる種類の重要データが盗まれる可能性がある。 新たに発見された欠陥により、ハッカーらはコンピューターの中央処理装置(CPU)を標的とすることが可能になる。CPUは、いわば機械の「頭脳」であり、他の機能を統合する役割を担う。 処理速度を高めるために、CPUは実行を要求される可能性のある処理や必要なデータを事