準防火地域および法22条区域でも「窯業系サイディングと同じように、外壁に木を張りたい」。そんなつくり手たちの声に応えて北方総合建築研究所が、付加断熱+木外壁で防火構造30分の大臣認定を取得しました。これにより防火上制限を受ける地域でも、高断熱なら木の外観にすることができます。 断熱材5種で防火認定を取得 都心部の住宅街の多くが、準防火地域および法22条区域に指定されているため、外壁に木を張ろうとすると、下地に石こうボードなどの不燃材を張ることになります。その手間から、市街地では木の外観を断念するケースも少なくありません。 一方で、住宅の高性能化が求められるようになり、断熱材を2重に入れる「付加断熱」が普及し始めています。ぶ厚い断熱層は、外壁に着火しても室内に届くのを遅らせることができます。そんな断熱層の防火性に着目した北方総合建築研究所(以下、北総研)は、各種断熱材メーカーに認定取得を呼び