千住大橋に行く前に大きな神社があった。「素盞雄神社」(すさ のおじんじゃ)である。 石を神として尊崇する信仰は全国各地に見られ、こちらの社も石 神信仰に基づく縁起を有する。延暦14年(795)、荊石が光を放ち 翁の姿をした二神(素盞雄命と事代主命)が現れて神託を告げる。 その石を「瑞光石」と呼ばれた。 この石がある周りを「古塚」と呼ばれたところから小塚原の地名 の由来にもなっている。この社は、その小塚原、三ノ輪、下谷通新 町、三河島、町屋など広域の地区の方々を氏子とする。 千住大橋架橋の際、この石の根が荒川まで延びていたため、橋脚 が打ち込めなかったという伝承も残っている。 境内には興味を引くものが数多くあり、再度訪れたい社であった。 (荒川区南千住6丁目60番地) 瑞光石
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