スイスとイタリアの共同チームの研究によって、氷河に眠っていた世界最古のミイラ、アイスマンこと「オッツィー」の死因が解明され、5300年前から眠る謎が解決した。 チューリヒ大学の解剖学者フランク・リューリ教授は、様々な角度からエックス線を当てるコンピュータの断層撮影、CT技術を使い、矢じりから受けた肩の動脈の傷による失血がオッツィーの死因だったと証明した。 チューリヒ大学の解剖学研究所はこの研究を「考古学科学ジャーナル ( Journal of Archaelogical Science )」誌( 電子版 ) に発表し、7月号の米と独「ナショナル・ジェオグラフィック ( National Geographic ) 」誌に発表する予定だ。 オッツィーって誰? オッツィー ( Otzi ) は発見されたオーストリア、チロル地方のエッツ渓谷 ( Otzal ) にちなんで名付けられた世界最古530