3 エレベーターがないことで避けられがちな団地の上層階の部屋を、2部屋セットで貸す試みが好評となっています。 ■団地の階段を上がると…新しい暮らしの形
東京都が低所得世帯向けに無料で配布した米が、ネット上で転売されています。「転売禁止」という袋の表示を塗りつぶしたものもありました。 ■「食べきれない」米が山積み…税金の無駄遣い? 東京・目黒区にある教会の敷地内の一角。そこに積み上がっていたのは、大量の米です。 フードバンク目黒 平瀬栄治代表:「ここに600キロ以上はあると思う」 この大量の米を管理しているのは、生活が困窮した人などに対し、定期的に食品の無料配布を行っているフードバンクです。 平瀬代表:「食べきれないんで、活用して下さいと。そういう声が圧倒的に多い」 実はこの米は、東京都が住民税が非課税の低所得世帯向けに配布したものです。今年2月末から「東京おこめクーポン」を配り、米25キロなどと引き換えられるという取り組みで、先月まで受け付けていました。 しかし、実際にもらった人にとっては、食べきれない人たちがフードバンクに持ち込んでいる
30日、兵庫県宝塚市のマンションの敷地内で住人の若い女性が倒れて死亡しているのが見つかりました。警察によりますと、女性は宝塚歌劇団の俳優で、自殺とみられています。 30日午前7時すぎ、宝塚市内のマンションの敷地内で住人の25歳の女性が倒れているのを近くに住む人が発見し、110番通報しました。 警察によりますと、女性(25)は宝塚歌劇団の俳優で、マンションの最上階に本人の物とみられる荷物があったということです。 第三者が関わった様子がみられないことから、警察は女性が自殺をしたとみて捜査しています。 厚生労働省は、悩みを抱えている人には、「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう呼び掛けています。 ▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570−064−556 ▼「#いのちSOS」0120−061−338 ▼「よりそいホットライン」0120−279−338 ▼「いのちの電話」0570−783−5
新型コロナに感染した8人に1人に後遺症が見られることが最新の研究で明らかに。最新の後遺症治療を取材しました。 第7波は、いつ収束するのでしょうか。 5日、東京で新たに確認された感染者は3万7767人。重傷者は4日から1人減って38人。病床使用率は57.5%です。 こうしたなか、問題になっているのが「コロナの後遺症」です。 オランダの研究では患者の8人に1人が、感染後3カ月から5カ月の間に後遺症がみられるということが新たに分かりました。 後遺症に悩む40代女性:「コロナが収まった後も症状が続いている気がした」 福岡県に住む40代の女性。去年の4月末、倦怠(けんたい)感や発熱などコロナの症状があり、自宅で療養していました。 ところが2、3週間の療養期間が終わった後、さらなる異変が…。 後遺症に悩む40代女性:「どんどん目が見えなくなってメールが読めない、チャットが読めないとか起こって」 仕事も
東京・北区の公園でネコの世話をしていた男性に「俺の女に何してんだ」などと因縁を付け顔を殴り巾着袋を奪ったとして、21歳の男と少年の2人が逮捕されました。 無職の中村博樹容疑者(21)と19歳の少年は3月5日夜、北区の公園で40代の男性の顔面を殴り、巾着袋を奪った疑いが持たれています。 警視庁によりますと、男性は公園でネコの世話をしていて突然、2人に「俺の女に何してんだ。金を出せ」と因縁を付けられました。 奪われた巾着袋には朱印帳しか入っておらず、それに気付いた少年は再び男性を追い掛けました。 男性はスーパーに駆け込み、通報したということです。 中村容疑者は容疑を否認しています。 少年は「金が欲しくてやった」と認めています。
ソニー生命社員の男が子会社の金170億円をだまし取ったとされる事件で、警視庁の依頼を受けたアメリカ連邦捜査局・FBIが被害金を全額押収したことが分かりました。被害金はビットコインに換えられ、およそ207億円に値上がりしていました。今後、当初の被害金170億円はソニー生命に返還される予定ですが、値上がりした30億円分がどうなるのかは明らかになっていません。 今年5月、ソニー生命の子会社で、イギリス領バミューダ諸島にある再保険事業「エスエー・リインシュアランス」の銀行口座からおよそ1億5500万ドル、日本円でおよそ170億円がアメリカの銀行の口座に不正に送金されているのが発覚しました。 ソニー生命はすぐに警視庁に相談し、被害届を受理した警視庁は先月29日、ソニー生命の社員で石井伶被告(32)をおよそ170億円を不正に送金しだまし取った詐欺の疑いで逮捕しました。石井被告は今月20日、起訴されまし
うつ病の原因となるウイルスの遺伝子を発見したと東京慈恵会医科大学の研究グループが発表しました。 慈恵医大の近藤一博教授のグループはヒトヘルペスウイルス6に注目し、ウイルスの遺伝子がうつ病の原因となることを突き止めました。近藤教授は映画「スター・ウォーズ」に登場する悪役のシスの暗黒卿になぞらえ、この遺伝子を「SITH−1遺伝子」と名付けました。ヒトヘルペスウイルス6は幼児の病気である突発性発疹の原因で、ほぼすべてのヒトが感染し、普段は血液などに潜伏しているウイルスです。近藤教授らのこれまでの研究で、ヒトヘルペスウイルス6は疲労がたまると唾液の中に急増することが分かっていました。今回、マウスによる実験でウイルスが鼻と脳を隔てる嗅球という部分に達して感染し、SITH−1遺伝子によって作られるタンパク質が嗅球の細胞死を誘発して脳のストレス状態を強めることが分かりました。実際にうつ症状のない人とうつ
山際経済再生担当大臣はテレビ朝日などのインタビューに応じ、岸田総理大臣が総裁選で掲げた「令和版所得倍増」は所得が2倍になるという意味ではないとの認識を示しました。 山際経済再生担当大臣:「文字通りの『所得倍増』というものを指し示しているものではなくて、多くの方が所得を上げられるような環境を作って、そういう社会にしていきたいということを示す言葉だと総理はおっしゃっているじゃないですか」 山際大臣は「令和版所得倍増」の詳細については近く設置される「新しい資本主義実現会議」で議論するとの見通しを示しました。 また、政府は新型コロナの検査の陰性証明などを活用して飲食店の利用人数制限などを緩和したい考えです。 山際大臣は「民間でちゃんと回せるものに最終的にもっていきたい」と述べ、実証実験の後は国による検査費用の負担には消極的な考えを示しました。
新型コロナウイルスに感染し、東京・杉並区の勤務先で療養していた40代の男性が死亡していたことが分かりました。杉並区の保健所は、男性と連絡が取れないことを理由に対応を打ち切っていました。 40代の男性は先月末、東京・港区内のクリニックで陽性判定を受けた後、両親がいる自宅を避け、杉並区のビルにある勤務先で1人で療養を続けていました。 男性の「感染者情報」は、港区の保健所から自宅のある区を経由し、今月1日、杉並区の保健所に送られました。 保健所は取材に対し、1日以降、複数回男性に電話をしましたがつながらず、勤務先を訪問しても会えなかったため、対応を終了したと説明しています。 一方、男性の家族によりますと、1日以降も毎日連絡が取れていましたが、男性は5日になって体調が悪化し、その後、死亡している状態で見つかりました。 男性の父親:「(男性は)『保健所は全然、連絡がつかない』って。いくら電話を掛けて
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかで、医療関係者と患者との間のトラブルも増えているといいます。陽性を取り下げろと要求する患者、こんな非常識な人もいるようです。 目黒の大鳥神社前クリニック・北村直人院長:「正直やってらんないって感じですね。もうそうですね、こっちは本当に…」 医療の最前線で踏ん張っている医師が思わず見せた涙。 新型コロナの患者が急増する今、理不尽なとんでも患者が増えているというのです。 目黒の大鳥神社前クリニックの北村院長によりますと、その患者は50代男性で先月、微熱とせきの症状を訴えたためPCR検査のほか、採血やレントゲンなど診察を行い、約6000円を払って帰っていったといいます。 その翌日、陽性が判明したことを電話で伝えました。と、その数日後…。 50代男性患者:「陽性だったら金がかからないはずなのになぜ支払いが発生した?」 目黒の大鳥神社前クリニック・北村直人院長:
動物虐待に厳しい香港警察が、大量の塩をまいて複数のカタツムリを殺したとして26歳の大学院生の男を逮捕しました。 中国・香港の地元メディアによりますと、香港警察は今月16日、「数匹のカタツムリに大量の塩をまき、殺した」として26歳の大学院生の男を逮捕しました。 近所からの通報を受け、香港警察内にある動物虐待専門のチームが捜査にあたったということです。 男がカタツムリを殺した理由は分かっていません。 有罪判決を受けた場合、最長で3年の懲役刑が科せられるということです。
感染が広がるデルタ株、日本だけでなく世界中で猛威を振るっています。そのウイルスが最初に確認されたインドでは、ピーク時に比べ感染が激減しています。一体、何が起こったのでしょうか。 ▽インド 1日40万人感染が一転…酒も解禁 (ニューデリー近郊に住む中村ゆりさん)「ここはグルガオン市内にあるローカルマーケットです。ロックダウン中はこのローカルマーケットもすべてのお店がクローズ、ほとんど人がいないという閑散とした状況でしたが、現在は感染者数が落ち着き、週末には多くの方々が集まりにぎわいを見せています」 “デルタ株の震源地”インドで広がる意外な光景… 「今日は週末ということもあり、モールの前には多くの家族連れの方でにぎわっています。」 ロックダウンは徐々に緩和されショッピングモールや映画館もオープンしています。 世界で猛威を振るう「デルタ株」が最初に確認されたインド。4月下旬に感染爆発が起き、あっ
自宅療養が身近に迫る今、自分の身を守る術はあるのでしょうか。 都内で自宅療養を続けた物まね芸人のミカヅキ上田さん(33)。 先月、同居人が陽性となり、家庭内感染となりました。同居人の看病をしながらの療養。自分の身は自分で守らなければいけない現実に直面していました。 物まね芸人・ミカヅキ上田さん:「保健所から3日に1回、健康確認のために連絡すると言われていたが、一向に連絡が来なくて、こちらから連絡したら『すみません、忘れていました』と言われた」 食料品も1週間以上届かず、薬も自分で買いに行くよう言われたそうです。 物まね芸人・ミカヅキ上田さん:「『療養中なんですけど、外出掛けていいんですか』と言ったら、(保健所が)『買い物くらいならしょうがないから』と言われた」 療養中、こういうものに頼らざるを得ませんでした。 物まね芸人・ミカヅキ上田さん:「息が全然できなくて、どうしようもないので、アスリ
新型コロナウイルスのワクチンについて、20代と30代の約1割が「絶対接種したくない」と考えていることが分かりました。 全国の20代から60代の約2500人を対象にした調査で、新型コロナのワクチンについて20代の12.7%、30代の10.1%が「絶対に接種したくない」と回答しました。 その理由として「副反応が心配だから」が51.6%、「将来の安全性が確認できていないと思うから」が34.8%でした。 ワクチン接種に積極的でない人に「どのようなことをしたら接種に前向きになるか」を尋ねたところ、「長期的な安全性が確認できること」と答えた人が48.4%、「副反応の程度や症状についての情報が十分に集まること」が44%、「ワクチン接種に前向きになることはない」が19.6%でした。
今、新型コロナウイルスの感染拡大の中心となっている南米で確認された新たな変異株「ラムダ型」について、専門家はワクチンが効きにくい可能性を指摘しています。 WHO(世界保健機関)は14日、「注目すべき変異株」に南米で拡大しているラムダ型を追加しました。 ラムダ型は去年8月にペルーで初めて確認され、最近のペルーの感染の81%を占め、アルゼンチンやチリでも30%以上を占めているということです。 ニューヨーク大学・多田卓哉博士研究員:「(ラムダ型は)490番目のまったく違う新しいところに変異が入っている。3倍から4倍、ないしは5倍くらいワクチンの有効性が下がるのではないか」 多田研究員によりますと、ラムダ型にはこれまでにない変異が細胞との接続部分にあり、既存のワクチンの効果が弱くなる可能性があるということです。
名古屋市で13歳の少女に現金を渡してわいせつな行為をしたなどとして29歳の男が逮捕されました。男は少女に「奴隷契約書」と称した書類にサインをさせていました。 大丸侃広容疑者は2月、名古屋市のホテルで少女に現金5万円を渡してわいせつな行為をしたうえ、その様子を撮影した疑いが持たれています。 警視庁によりますと、大丸容疑者は少女に対し、事前に奴隷契約書と称した書類にサインをさせたうえでわいせつな行為をしていました。 書類には「専属奴隷として奉仕し、尽くすこと」などといった数十項目が記載されていたということです。 取り調べに対し、大丸容疑者は「奴隷となるよう契約書を書いてもらった」などと容疑を認めています。
緊急事態宣言が出ている4都府県の中で、特に医療体制が危機的な状況に陥っている大阪では自宅療養者が「重症化」するケースが相次いでいます。入院する必要があるにも関わらず、入院できない…事態は深刻さを増しています。 ▽自宅がまるで“病室” 看護師「失礼します」「お邪魔します」 すでに医療現場が限界を越えている大阪で、新型コロナの自宅療養者への往診を行っている病院があります。 看護師「ちょっと酸素測っておこうか。あと血圧も一緒に見ていきましょう」「保健所から毎日状態確認の電話は?」 患者の女性「ないですね」 看護師「よし、点滴しよう」 点滴袋をハンガーにかけ、自宅がまさに病室と化しています。ぜんそくの持病を持つ40代の女性。ここ数日、吐き気や下痢の症状がひどく食事もとれないため入院を希望しましたが、保健所から「難しい」と告げられたそうです。 自宅療養者「(入院は)多分難しいといわれて」 看護師「今
自殺との関連が高いといわれているうつ病。そのうつ病の原因となる物質を作るウイルスの遺伝子を発見した専門家は「心の弱さからくる病気ではない」として治療を呼び掛けています。 慈恵医科大学の近藤一博教授らは今年、ほぼ全員が感染しているヒトヘルペスウイルス6の遺伝子がうつ病の原因となるたんぱく質を作っていると発表しました。SITH−1と名付けられたたんぱく質は疲労やストレスで増え、うつ病患者の8割が影響を受けていて、血液検査で調べることができます。 慈恵医科大学・近藤一博教授:「その人がうつ病になりやすいかを調べて、生活習慣や働き方を調整していくことでうつ病を予防できる。誰でもかかり得る病気にかかったと。(うつ病は)心が弱いからや自分の責任でなる病気では決してない」 近藤教授は、うつ病の根本的な治療薬の開発も目指しています。
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