約半年ぶりに再会した東日本大震災の被災地で保護されたペットと飼い主=大阪府能勢町で2011年10月7日午前10時5分、小松雄介撮影 東日本大震災の被災者からペットを預かっている大阪府能勢町のNPO法人「日本アニマルトラスト」が7日、福島県などの被災者14組39人を同町に招待した。被災者はペットが暮らす施設で、半年ぶりに愛犬や愛猫と再会した。 アニマルトラストは約200匹を保護した。多くは被災者が避難所や仮設住宅に連れて行けない犬や猫。今も約150匹を預かっているという。 原発事故で、愛犬りょうの首輪を外して自宅から避難した福島県南相馬市の会社員、杉道晴さん(62)は6月に一時帰宅した時も見つからなかったが、その後、アニマルトラストが保護しているのを、仮設住宅の張り紙で知った。杉さんは「落ち着いたらまた一緒に住みたい」と笑顔を見せた。【熊谷豪】