熊本県の阿蘇神社に600年以上前から伝わり、所在が分からなくなっている「蛍丸」という刀剣について、岐阜県などの職人が復元させようとインターネットで資金を募ったところ、僅か数時間で目標額に達し、来年2月にも復元作業が始まることになりました。 このため、刀鍛冶が盛んな岐阜県関市と大分県竹田市の職人が、「蛍丸」を復元させようと先月、インターネットで資金を募ったところ、僅か5時間ほどで目標額の550万円に達し、現在は3000万円以上集まっているということです。 職人たちは来年2月にも、残された文書などを基に蛍丸の復元に向けた制作を始め、再来年の春ごろには奉納したい考えです。 阿蘇神社は「若手の刀匠がまじめに取り組もうとしている姿勢に敬意を示し、奉納を受けたいと考えている」と話しています。