フジテレビ・ノイタミナ枠で4月7日から放送をスタートした、テレビアニメ「甲鉄城のカバネリ」は、「進撃の巨人」で名を馳せた、荒木哲郎が監督を務める完全オリジナル最新作だ。キャラクターデザインに「マクロス」シリーズの美樹本晴彦、シリーズ構成にかつて荒木とタッグを組んだ「ギルティクラウン」の大河内一楼を招き、未開のジャンル「和風スチームパンク」に挑む。蒸気機関を動力とする装甲機関車「甲鉄城」を舞台に、主人公・生駒やヒロイン・無名ら少年少女たちが、押し寄せる謎の敵・カバネと生存を賭けて激しい戦いを繰り広げる同作の、知られざる制作の裏側を荒木監督に聞いた。 ――ところで「甲鉄城のカバネリ」というタイトルはどのようにして決めたのでしょうか? そもそも「カバネリ」という言葉にはどのような意味があるのですか? 荒木:舎人(とねり)と同じく「カバネ」と「人」を組み合わせた造語ですね。第2話までご覧になった方