アニメ映画「犬王」が5月28日より公開される。筆者が本作を見た第一印象は、とてつもなく「ブッ飛んでいる」というものだった。何しろ、劇中では実在の能楽師である犬王をポップスターとして描いており、耳に残る強烈な楽曲を前面に押し出した“ロック・オペラ”が展開していくのだから。 『犬王』 5月28日(土) 全国ロードショー 配給:アニプレックス、アスミック・エース (C) 2021 “INU-OH” Film Partners 「犬王」本予告(60秒)[代表作入りver.] 原作は小説『ベルカ、吠えないのか?』や『平家物語』の現代語訳で知られる作家の古川日出男、監督を務めたのは「マインド・ゲーム」や「四畳半神話大系」などでアニメファンから絶大な支持を得る湯浅政明だ。 さらに脚本をドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や「アンナチュラル」の野木亜紀子、キャラクター原案を松本大洋、音楽を大友良英が手掛けるな
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