トスカーナの空気と〈なんとかなるさ〉の精神性 ――世界がコロナ禍に突入した2020年、アーサーさんはトスカーナのお宅でロックダウンを体験したそうですが、今回のアルバムの収録曲は、その期間中に作られたのでしょうか? 「僕たち家族はロンドンに住んでいましたが、コロナ禍がはじまった頃、幼い娘を連れてトスカーナの家に行き、しばらくそこに滞在しようという話になりました。母(石像彫刻家のエミリー・ヤング)と12年ほど前に購入した家なのですが、もとは修道院だった建物で、周囲にはのどかな自然の風景が広がっており、疎開にはぴったりだと思ったのです。でも、まさかそのまま2年も居つくことになるとは、そのときは思いませんでしたね。 その間に、新しい曲の構想が1〜2曲浮かびはじめました。そしてロックダウンの規制が徐々に解除されてからは、バンドのメンバーがトスカーナに来て、曲作りに参加するように。とくにバイオリニスト
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