約定価格がいくらになるのかというのにはルールがあります。前場や後場の寄付き(取引開始直後)での価格と決定と、ザラバ中の価格決定はやや異なるので注意が必要です。 ザラバ中 始値が決まったあとの(終値が決まるまでの)取り引きはザラバといい、次々と発注される価格で株の取引が行なわれていきます。ザラバ中の発注には2種類の方法があります。 成行注文 値段を決めずにいくらでもいいからという取引方法です。売りたい(成行売り)/買いたい(成行買い)というだけで、価格は相手の言いなりとなるので最優先で注文が処理されます。これは「価格優先の原則」といわれているものです。成行売りは買い数量の一番上の価格(画像の状態であれば181000円)、成行買いは売り数量の一番下の価格(画像の状態ならば182000円)で取引が成立します。もっとも、証券会社から証券取引所へのデータ伝送が遅延したり、株価が急激に変動している場面